髪の毛の構造とヘアサイクル

髪の基本情報

美髪を目指すには、まず髪の毛の構造を知ることが大切です。

あなたの髪の毛は、どのような成分でできているのか?どんな構造になっているのか?何のために生えているのか?という部分を知ることで、あなたに合ったヘアケアをすることができます。

という事で今回は、髪の毛の構造や髪の毛が生える理由について、お話をしていきたいと思います。

髪の毛の構造について

髪の毛の「毛幹部」というのは、巻き寿司のような作りになっているので、それをイメージしてみてください。

芯の部分には毛髄質(メデュラ)があり、メデュラの周りを覆うようにして毛皮質(コルテックス)があり、さらに表面を覆っているのが毛小皮(キューティクル)となっています。

毛幹部には、18種類のアミノ酸が結合して誕生した繊維状のケラチンと呼ばれるタンパク質で構成されています。

毛髄質(メデュラ)

メデュラにはメラニン色素と脂肪がたくさん含まれていて、立方体の形をした細胞がハチの巣状になって並んでいます。

ハチの巣状の細胞は空気を溜めて、髪の毛に弾力を与えたり、熱の刺激から髪の毛を守ってくれたりする作用があり、髪の毛の太さというのはメデュラの量によって変わります。

基本的に日本人の髪の毛というのは、平均して「細い人:0.06mm前後」「太い人:0.08mm前後」となっています。

毛皮質(コルテックス)

コルテックスは、髪質に大きく関わっているもので、タンパク質の結合状態により直毛・波状毛・縮毛などの状態が決まります。

ちなみに波状毛・縮毛の髪の毛というのは、タンパク質が先天的に真っすぐに結合していない状態なので、毛幹部を輪切りにしてみるときれいな円形ではなく、楕円形になっています。

毛小皮(キューティクル)

キューティクルというのは、名前を聞いたことがある人も多いでしょう。硬くて薄いタンパク質でできています。

何層にも瓦のように重なって巻き付いているのが、キューティクルの特徴です。

髪の毛を外部のあらゆる刺激から守ってくれる作用があり、ヘアケアをするときにはとても重要な部分となります。

なぜ髪の毛が生えるのか?その理由は?

髪の毛はどうして生えているのか?と疑問に思ったことはありませんか?基本的な理由は、体を守るためですが、もう少し具体的に髪の毛が生えている理由についてお話をしておきますね!

衝撃を吸収してくれる髪の毛

髪の毛は衝撃を吸収することができます。例えばですが、ふわふわのアフロヘアの人が、髪の毛にモノを置いて「すごいでしょ」というように、モノを置いてもその重量に負けないように、髪の毛が反発をしているのです。

そう、髪の毛が衝撃を吸収しているのです。人間の頭部には、ほぼ脂肪も筋肉もありませんので、脳を守るのは頭蓋骨が主になってしまいます。

ただ、頭蓋骨が損傷したときは脳に思いっきりダメージが行ってしまうので、その衝撃を吸収するために髪の毛が生えているのです。

なぜ髪の毛が衝撃を吸収できるのか?

髪の毛の中には、とても小さな空気が入っていますので、それらがたくさん集まることによって衝撃を吸収することが可能です。

例えば日常生活で、頭をぶつけるってことがあるかと思いますが、こういったときにも髪の毛が衝撃を吸収してくれるので、私たちは大打撃を受けずに済んでいるのです。

ほかにもある!髪の毛の役目

実は髪の毛には、紫外線を防ぐ作用、体内の老廃物を排出する作用などもあります。衝撃を吸収する作用だけではなく、こうやって人間の体を守るために役目を持って生えてきてくれているのです。

そんな体を守ってくれる髪の毛ですから、日々しっかりとヘアケアをして健康的な髪の毛をキープするのがとても大切だという事が分かっていただけたかと思います。

髪の毛の構造や生えている理由などが分かった所で、あなたに合ったヘアケアを実践して美髪を目指していきましょう!

髪が生えてくるメカニズムとヘアサイクル

髪の毛というのは、徐々に成長が止まっていき自然に抜け落ちてしまいますが、また新しい髪の毛が生まれます。

この周期のことをヘアサイクル(毛周期)と呼びます。

ヘアケアをするときに、ヘアサイクルを理解していると、とても便利です。

そこで今回は、髪の毛が生えてくるメカニズムやヘアサイクル(毛周期)について、お話をしていきたいと思います。

ヘアサイクル(毛周期)

ヘアサイクルというのは、髪の毛が生えて~抜けて~生えてという繰り返しのことをいいます。

そしてヘアサイクルは基本的に4~6年で行われていますが、この期間には個人差があります。

ヘアサイクルには流れがある

ヘアサイクルには流れがあり、成長期・退行期・休止期の3つに分けられています。

赤ちゃんの髪の毛は柔らかくて産毛のようなものですが、思春期ころから大人の髪の毛に変化していき、1か月に1cm伸びるようになります。

基本的に髪の毛は1日0.3~0.5mm伸びるので、1年にするとおよそ15cm伸びますが、一定期間を過ぎるとその髪の毛たちは抜け落ちていき、抜けたところからは新しい毛が生えてきます。

さて、ヘアサイクルの大部分を占めるのは成長期となっており、成長期であれば髪の毛が長く・太く成長をしてくれます。

成長期の後にやってくるのが退行期で、2~3週間くらいあります。その後、数か月間は休止期に入り、毛穴の奥で成長していた新しい毛に押し出されるようにして、古い毛が自然と抜けていきます。

それぞれの期間の特徴

成長期

成長期は細胞の働きがとても活発な時期なので、髪の毛が成長してくれる期間となります。ヘアサイクルの中では、およそ85~95%を占める期間となっており、男性で3~5年、女性で4~7年という期間になっています。

退行期

退行期は細胞が不活性化してしまい、毛母細胞の働きも低下していきます。ヘアサイクルの中では、およそ1~3%となっており期間で言えば2~3週間程度です。

休止期

休止期は完全に成長がストップします。ヘアサイクルの中では、およそ9~14%となっており、数か月という期間で髪の毛が抜けていき新しい髪の毛が生えてきます。

髪の毛1本ずつヘアサイクルは異なる

髪の毛というのは、1本ずつヘアサイクルの時期が違いますので、一気に全ての髪の毛が抜けるなんて事はありません。

日本人の髪の毛は、平均すると10万本あると言われており、ヘアサイクルで1日50~100本抜けているという事が分かっています。

1日に100本近く抜けても、それはヘアサイクルなので正常だという事です。シャンプーをした後に、髪の毛がたくさん抜けたように感じることがありますが、100本程度であれば問題はありません。

ちなみに、抜けてしまった髪の毛の本数を気にするのではなく、抜けた髪の毛の状態をチェックしてヘアサイクルの乱れがないかどうかを知ることが重要です。

ヘアサイクルが乱れる原因は、生活習慣の乱れや加齢などがあげられますので、思い当たる方は見直しをしてみるといいでしょう。

髪の毛が生えてくるメカニズム

髪の毛は18種類のアミノ酸によりケラチンというタンパク質を誕生させ、それが主成分となっています。

そして髪の毛というのは、もちろん毛穴から生えてきます。毛穴の1番奥にある球状になった部分が毛球と呼ばれており、髪の毛を作るために必要不可欠な部位になります。

毛球の先端というのは、ちょっと凹んでいてここの部分を毛乳頭と呼び、毛乳頭の周りを囲むようにして毛母細胞があり、毛乳頭から栄養や信号などを受け取る部位となっています。

栄養や信号を受け取って毛母細胞が活性化すると、毛球部分でちょっとずつ角化していき髪の毛が誕生します。

毛母細胞が元気に活動をすることにより、髪の毛が継続して生み出されて、毛球から表皮に伸びていくようになります。

毛母細胞は体の中でも1番活発な細胞だと言われており、活性化させるためにはたくさんの栄養が必要です。

つまり、毛乳頭が栄養や信号をどれだけしっかりと毛母細胞に伝えることができるかが、髪の毛を健康に生えさせるカギとなります。

このように、髪の毛が生えてくるメカニズムとヘアサイクルを知ることで、今のあなたの髪の毛に何が必要なのかが分かってくるかと思います。

それにあったヘアケアの方法を見つけ出し、美しく健康的な髪の毛を育んでいきましょう。